「テスト直前だから、勉強しないといけない!でもやる気が出ない…」
「受験勉強しないといけない!でも勉強が続かない…」
そんな、勉強に苦手意識がある人に向けて「勉強したくなる」のに役立つことをまとめました。
勉強したくない5つの理由
勉強したくない気持ちはどこから生じるのでしょうか。
勉強する意味がわからない
「なんで勉強しなきゃいけないの?」
「数学の公式を覚えて、社会で何の役に立つの?」
という声は、
筆者が子どものとき、たくさん聞いてきました。
大人になってからも、子どもたちからよく聞きます。
勉強の集中力が続かない
学校の活動や部活で疲れてしまう
勉強を始めても、途中で疲れてしまう
ということがあって、集中力が続かないときがあります。
勉強より楽しいことがある
SNS、YouTube、ゲームなど、勉強より楽しいと感じることがあるので、
気持ちがそちらに向いてしまうということがあります。
勉強内容が理解できない
学校の授業がわからなかったり、問題が全然解けなかったりすると、投げ出したくなってしまいます。
何から勉強すればいいかわからない
「テストで高得点をとる」
「高校入試に合格する」
「教科書の内容を全部理解する」
目標を立てたとき、そのゴールが遠すぎて見えない…
何から手をつければゴールに近づくのかわからない…
ゴールに進んでいる実感がないと、勉強を続けようという気持ちが次第に弱くなってしまいます。
勉強したくなる5つのアイデア
勉強したくない気持ちを克服するのに、どんなことができるでしょうか。
まずは勉強を習慣にする
勉強は「しなきゃいけないもの」でも「しなくていいもの」でもななく“するもの”。
勉強以外でいえば、たとえば「歯みがき」。
歯みがきは、
「頑張らなきゃ」
「楽しまなきゃ」
「意味あるものにしなきゃ」
意気込まなくてよいですね。無意識に習慣で歯みがきするからこそ、毎日続けることができるものです。
勉強も、当たり前にする、毎日の習慣にしてしまいましょう。
勉強やるぞ!と、意気込む必要はないのです。
最初は1日に10分くらいでもOKです。
勉強への気持ちは、意外とあっさりとしていてよいのです。
勉強する意味をどうしても実感したい!という人は、勉強を習慣にしたあとで考えてみてもいいですね。答えは無限にあります。あなたならではの答えでOKです。
ちなみに筆者が考える、勉強する意味は次の3つです。
1 自分の可能性を引き出すことができる
勉強によって、知らなかったこと、気づかなかったことと出会うと、
自分の視野、可能性が広がります。
最初、英語のことを全く知らなかった人が、習い始めたら楽しくなって、
通訳のお仕事を目指すようになった人もいますね。
2 物心両面で豊かになることができる
仕事を計画して期日までに達成するには、数学の考え方が欠かせません。
自分の気持ちや意見を聴く人に正確に伝えるためには、国語力が欠かせません。
仕事で成功する(お金持ちになる)ことも、
家庭で幸せになる(良い人間関係をつくる)ことも、
勉強は大きく関係してきます。
3 人間らしい生活ができる(文化的な生活ができる)
文化や学問を、生きる楽しみにする動物は、人間だけでしょう。
生きるのに必ずしも必要ではないかもしれない、人間ならではの美を味わえるのは
人間のだいご味でしょう。
これが実感できると、勉強そのものが楽しくなります。
とりあえず机の前にすわってみる
疲れちゃっているときでも、
1分でもよいから机の前にすわってみましょう。
そして参考書を開いてみましょう。
どこを勉強しようか…ということはいったん置いておいて大丈夫です。
意外とそのあと、長時間続いた!ってこともあります。
部屋と机を整理整とんする
部屋と机をきれいにするだけで、気分がよくなります。
漫画やゲームは、いったん机から遠いところにしまって、また後で楽しみましょう。
「わかった!」「おもしろい!」を大切に
分かりそう、興味が持てそうなところを勉強する、でOKです。
人は、理解できたとき、興味を持てたとき、やる気が自然とわきあがります。
その教科で“1番簡単”な参考書・問題集をくり返し勉強する
受験する学校が難関な場合でも、最初の勉強のおすすめは、
“1番簡単”な参考書を書店で見つけて、それを1冊だけ購入して、
わかるまで楽しみながら読み進めていくことです。
「何を勉強すればいいかわからない」時は、
① 超・超・超・基礎的なこと
を
② その教科の全単元、ざっくりと眺める
でOKです。
なぜなら、学校のテスト問題、入試の問題は、すべて基礎がもとになっているからです。
それに、どんなに初歩的なことでも、わからないことが「わかった!」喜びは、やる気の上昇に繋がります。