勉強する意味ってあるの?

学校の先生に「勉強しなさい」と言われる。

あなたが小さいときは、勉強がきらいでも、言われたとおりにやっていたかもしれません。

一方、中学生くらいになると「そもそも、勉強する意味ってあるのか」と考えるようになるかもしれません。


そんなときに、大人から「勉強しなさい」って言われるとキツイですね…。


大人に「勉強する意味は何?」と聞いても

答えが返ってこない

「そんなこと言ってないで、とにかく勉強しなさい」

なんて言われたりします。


今回は、勉強する意味を探している若い方、勉強する意味を聞かれて答えに困っている親御さんに、参考になることをまとめました。

「勉強する意味は?」の質問に、よく返ってくる答え

高い成績をとるため

テストでいい点をとれると、めちゃくちゃうれしいです。

周りからほめられます。うらやましがられます。

学校での立場、会社や地域での立場も有利にはたらきます。

だから、高い成績を取ることは、勉強する意味の一つととらえてもよいでしょう。


実際、それが「生きがい」だと言っている人もいました。


ただ、そのうれしさが、長続きするとは限りません。

進学、就職のため

偏差値の高い高校、大学に進学するためには、確かに十分な勉強時間の確保が必要です。


筆者の周りでも、国公立大学や医学部を目指す人は、高校から帰宅してから、3時間は勉強していました。

受験直前の時期は、休日は一日10時間以上、勉強している人だって普通にいました。


就職を成功させるためにも、勉強が必要だと考える人も多いでしょう。


しかし、そもそも高レベルを目指す目的ってなんでしょう。

職業上の成功を目指す目的ってなんでしょう。

必要だから

「将来、必要になるから、役に立つから、勉強しなければいけないんだ」


筆者もこの考えには賛成です。


ただ…まだまだ、いろんなことをこれから経験していく段階にある、子どもの方にとっては、

そう言われても、実感がなさ過ぎて、納得できないのではないでしょうか。


正しいことを言っているのですが、もうちょっと魅力のある答えがほしいです。

勉強の目的を見つけるために、まず求めるもの

ワクワク感

あなたにとって楽しいことから、まずは勉強してみましょう。


歴史が好きだ!特に戦国時代が好きだ!と思えば、戦国時代のことから勉強してみましょう。


教科の勉強は…全部苦手。。。

という人は、

好きなゲームのキャラクター全員の特徴を、解説できるようにする

好きなYouTubeのチャンネルについて、誰よりも詳しくなる

だっていいんです。

私自身「勉強する意味」の幾つかの答えを他人から見聞きして、参考にはなりましたが、

納得できたかというと、それが一つの決まった正解ではないよな…という印象でした。


「面白い!」「役立つ!」と感じるポイントは、人によって違うからです。


「勉強しなければいけない」

という考えにとらわれすぎると、しんどくなってきます。


一方、

「これは知りたい!調べてみたい!わかったら面白い!」

という考えで取り組む勉強はワクワクします。

勉強って、実際は楽しくてワクワクすることなんですよ^^

保護者の皆様にとっては、お子様が何かに熱中しているときは、お子様の好きなことを知る絶好のチャンスです。

「そんなことしていないで、宿題をやりなさい」

と叱る代わりに

「すごいね!」

「どんなところが面白いの?教えて!」

と率直に子どもから教えてもらえばよいのです。

ただし「宿題もやってほしいな」「学校の勉強もやってほしいな」という要望は出してくださいね。

自分の可能性

現時点で好きなことだけやればいい…かというと、

それは、かなりもったいないです。

ちょっとのどころではありません。かなり!もったいないです。


「どうせ好きになんてなれない」

と、自分で制限をかけず、いろいろ試してみましょう。


思いもよらなかったものに熱中しはじめたりします。


数学が苦手だって思っている人も、お金を増やすこと、効率よく生活することには、興味があるかもしれません。

国語が苦手だって思っている人も、自分の気持ちや考えを上手に発信することには、興味があるかもしれません。

英語が苦手だって思っている人も、異文化の人とかかわることには、興味があるかもしれません。

理科や社会が苦手だって思っている人も、日常の便利な現象や仕組みには、興味があるかもしれません。

まず目の前のことを面白いと思う気持ちで取り組んでみると、勉強の面白さは広がっていきます。


勉強の目的は、自分の可能性を広げることにあります。